昼食もとらず、ひたすら北上して向かった先は宮崎県のトマト農家さんでした。
なんとか約束の時間に間に合いお話を聞くことができました。
九州ではトマトはかなり長期間収穫しますので、管理も寒さ対策から暑さ対策まで、乾燥対策から湿度対策まで様々な工夫が施されていました。
翌日は大分県で長ネギ農家さん2軒に伺いました
まず驚いたのが、九州では夏は暑くてネギなど栽培できないと思っていましたが、いろんな工夫をされ今はほぼ通年で栽培、出荷されているそうです。1年間作業できるので栽培面積も北海道の一般的なネギ農家の面積よりもはるかに広い面積でした。しかも、その面積を割と少人数でこなされていました。
育苗はトレー育苗です。春になったら露地で育苗するそうです。
畑も案内していただきました。豊後高田の干拓地で今では干拓地一帯でほぼネギの栽培が行われているそうです。
定植後間もない圃場
収穫中の圃場
収穫をしている圃場がある一方で植え付けている圃場もあります。
北海道でネギを栽培すると定植期間→管理期間→収穫期間と流れていきましが、九州ではこれらを同時に行なっているわけです。うちでも大根やブロッコリーなどは3つの期間を同時進行で行う時期がありますが、相当バタバタします。
ところがこちらの農家さんは淡々と作業をこなしているように見えました。慌ただしさやバタバタ感は微塵も感じませんでした。
ネギの話題もなかなか尽きる事がなく…
でも航空会社はそんな事に忖度してくれるわけもなく…
保安検査を抜けると搭乗ゲートまでひたすらダッシュ…
どうにか予定通りに帰ってくる事が出来ました。
今回の視察でいろんな人からいろんな話を聞く事が出来ました。
技術的な事はもちろん、経営をしていく上で参考になる事も多々ありました。
ヒントは遠くにあるが、答えはすぐ近くにある。
遠くで得たヒントを基にいろんな答えに気づきたいと思います。