「農業機械の使い方を教える」なんて事を今まで意識した事などありませんでした。でわ、うちの従業員の人達がなぜトラクターを運転できるかというと、自分の数分間のレクチャーと、本人のセンスの賜物です。(本人のセンスによるところが大きいですが…)
まぁ、動かす事や、畑で作業する事などはそれでも充分です。
でも、何故その作業が必要なのか、その作業の最適な結果を求めるには機械はどのように動かせばいいのか、でわそもそもトラクターはどうやって動いているの?
と、疑問を連鎖させて最終点から逆戻りすると、機械の仕組みを知る事は栽培する作物のクオリティーを上げる事につながります。となるわけです。かと言ってトラクターの運転が上手いイコール作物の栽培が上手いとはならないのですが…
今回、砂田興産の砂田社長に農業機械のレクチャーを依頼しました。わずか2時間でしたが、エンジンの構造からクラッチの構造、デフの仕組み、油圧の仕組み、などを教えて頂きました。
まずは座学。
この写真は「トルク」の説明をしてくれているところです。目に見えないものを教えるのは難しいですね。
実機での説明。
1個1個の部品にはそれぞれそれが付いている理由があります。
それが分かると、メンテナンスの仕方も畑で異常が起きた時の対処の仕方も分かってきます。
機械はあくまで道具です。
作物の品質、収量を上げるための道具です。
その上で、道具は大切に。作業を大切に。結果はついてきます。